英語ことはじめ

英語学習法の最適化

バランスが重要ということなら、「聴く・話す・読む・書く」及び「発音・文法・語彙・修辞・知識」の訓練を同時平行して行っていけばいいのでしょうか。

確かにそれでもいいでしょう。継続していけば、語学力は必ず伸びていきます。

学習方法の選択と使用期間

しかし、より短期間で自分に必要となる英語力を伸ばしたいのならば、勉強方法と分量について細かく調整する必要が出てきます。

学習者のレベル、学習環境、学習の目的等によって重点を調整することで、より大きな効果を挙げることができるようになります。

なお、学習法構築の際注意すべきこととして、英語各分野の能力を高める方法は必ずしも一つではないということがあります。

例えば、「聞く」力を伸ばすための手段(勉強法)には、実にさまざまな方法があります。

これも学習者のレベル・性格・好き嫌い、学習環境、学習の目的等によって選択すべき方法を変える必要があります。

また、これら学習方法の選択に加え、学習方法の使用期間も重要になります。

これは個人差によるところも大きいのですが、同じ勉強法を続けていくと、だんだん飽きてきます。

気をつけなければならないのは、「飽きたな」と感じたときは、既にその学習方法による英語能力向上の効果は、かなり減退してきているということです。

人は同じことを繰り返すと、そこから感じる刺激は徐々に低下してきます。これは英語学習も同様で、同じ方法を繰り返し続けると、脳に対する刺激が小さくなってきてしまいます。

このような場合はすぐに学習方法に変更を加える必要があります。

学習効果を最大限に持っていきたいのなら、テキストの残りの部分をやり終えてから、などという考えは捨てましょう。テキストは手段でしかないのですから。

最適化

英語学習法を構築する際は、これらを常に考慮する必要があります。

一度構築した学習法を永遠と継続しつつけるのではなく、状況にあわせて常に変更を加える方がより高い学習効果を期待できます。

私はこれを「最適化」と呼んでいます。「最適化」の名前の由来は、この考え方がPCの最適化(デフラグともいいます)に似ているからです。

PCはデフラグすることでパフォーマンスの向上を図ることができます。英語学習も同様で、学習法を最適化することで、学習効果を最大限にすることができるのです。

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