はじめに言っておきますと、TOEICスコア800ぐらいだったら、1-2年あれば誰でも取れます。

私の場合は2002年9月の435からスタートし、2003年の11月で810になりました（ちなみにそれから1年後に900を取りました）。 正味1年2ヶ月ですが、この間語学学校や英会話スクールに通ったり、通信教育等を利用したことはありません。基本的に市販の教材を使用した独学です。

年齢にすると26歳から27歳、社会人として昼間働き、夜勉強というスタイルでした。私は語学習得には優れた学習方法が不可欠であるという確信をもっておりますので、この間勉強法について常に思索と工夫を重ねてきました。

それでも、過ぎてから気づくことも多々あり、「あのときああやっておけばよかったな」と思うこともたくさんあります。

一方で、3年も4年も勉強しているのに、800はおろか730（Bクラス）にも届かない方が大勢いるようです。このような方は明らかに勉強法が間違っています。

英検の場合2級以下ではほとんど価値がないと言われていますが、TOEICの場合730程度がその分岐点に当たりますので、せっかく時間とお金をかけても、そのレベルに達しなければすべてが水の泡になってしまいます。

改めて強調しておきますと、「1-2年あれば」、というところがポイントです。2ヶ月や3ヶ月ではありません。

TOEICは受験テクニックだけで高得点を取得することは不可能です。実力がスコア400くらいしかない人に800を取得させることはどうやってもできません。

受験テクニックを駆使することで、本来の実力＋αのスコアを取得することは可能です。しかし、スコアを倍増させることはできません。最後は英語力そのものの底上げが必須となります。

これらを踏まえ、本項ではTOEIC受験を念頭に置いた英語力向上方法、さらにスコアを稼ぐための受験のテクニックを中心に、TOEICのPartごとに対策方法を考えていきたいと思います。