イメージ化を助けるもの
本項で紹介している英単語学習法ではイメージ化が重要になります。単語を全体の文脈をイメージ化した中で捉えるのですが、このようなイメージ化がどうしても苦手だ、という方もいるかもしれません。
そのような場合は、ニュースなどよりストーリー性の強いものを選ぶことをおすすめします。その中でも最もお勧めなのが、映画・ドラマです。
映画・ドラマでイメージ化
言うまでもありませんが、映画やドラマには映像がついているので、いちいち自分でイメージ化する必要はありません。
また、テーマが豊富なので、題材を変えればいろいろなジャンルの英単語を覚えることができます。しかも、難易度も多種多様なので、自分のレベルに合ったものが必ず見つかります。
最大の利点は何といっても楽しいことです。好きな映画だったら何度見ても飽きませんし、ストレスがかからないので、英語学習には最適の教材です。
また、現在はDVDが普及してきているので、さらに利用しやすくなっています。
英語の場合、映画のスクリプトと対訳、簡単な解説がついた書籍が多数販売されています。レベル表示もされておりますので選択にも困りません。
映画スクリプト販売の老舗はスクリーンプレイ社です。名前の通り映画のスクリプトに対訳と解説をつけて販売しています。
発行されたタイトルは100を超えていますので、好きな映画、印象に残っている映画の1つや2つは見つかると思います。
私も数冊購入し単語学習に利用しましたが、定着率は高かったです。イメージ力の威力を思い知らされました。
また、最近はこれら対訳に止まらず、洋画DVDの特性を生かした学習ソフトも販売されるようになり、映画を利用した英語学習が効率よくできる環境が整いつつあります。
ドラマはテキストとしてはあまり販売されていないようですが、スクリプトならWeb上にいくらでもありますので、これらを利用すればいいでしょう。
なお、テキストによっては、対話部分だけでなく情景描写も英語で行っている物もあります。
これらの部分をどうするかについては、学習者のレベルによると思いますが、基本的には対話部分に集中するのがいいでしょう。
多少レベルの高い学習者の場合は、逆にこのような情景描写から学べるものがたくさんあると思います。このあたりの話は別途稿を改めてお話したいと思います。
映画だけでは…
いいこと尽くめのように感じますが、映画やドラマではどうしても口語が中心となります。これだけで全てをカバーできるわけではないので、ある程度イメージする感覚を掴んだら、通常のテキストも合わせて使用する必要もあります。
もちろん、仕事等で使うのではなく、ただ単に英語で会話ができるようになりたい、という方はこれだけでも十分です。
このあたりは自身の最終目標に応じて選択してください。