TOEICリーディング文法パート(Part5・6)解答テクニック
TOEICリーディングパート5解答テクニック
TOEICリーディングパート5はいわゆる空所補充問題で、学校などで受けてきた試験と同じような形式です。このパートはリーディングの初めのパートに当たり、まだ時間的に余裕(があると勝手に感じる)があるので、解答率は高いようです。
パート5のコツはとにかくテンポ良く回答していくことです。分からない問題はどれだけ考えても正答率は低いと言われています。
勘でも25%の確率で当たるのですから、すぐに分からない問題は適当にマークして分かる問題を少しでも多く答えていってください。TOEICのような速度を要求される試験では問題に対するこだわりを捨てることがスコアアップの鍵になります。
TOEICの文法問題はある程度パターンが決まっているので、解答に際してはまず問題のパターンを見抜くようにしてください。パターン分析の方法及び練習については先に紹介した『〈パターンで解ける〉TOEIC TEST文法・語法』が詳しいので別途ご参照ください。
パターン分析に基づき、ポイント事項をチェックすることで選択肢を絞り込むことができます。これができるようになれば解答にかかる時間が大幅に短縮されます。 1問30秒もあれば十分です。
問題によっては10秒とかからなくなります。その分多少難易度の高い問題に時間をより多く割くことができるようになります。
TOEICリーディングパート6解答テクニック
TOEICリーディングパート6は文の四ヶ所に引かれた下線部の中から間違っているものを選択する問題です。
パート5は4つの選択肢から正解を選択するという形式なので選択肢の中にかならず正解が含まれていますが、パート6はどれかが誤っているというだけなので より正確な文法的知識が必要となります。
パート5より高度な文法問題となるためかパート6を苦手にする受験者は非常に多いようです。リーディングのスコアが300以下の方の場合、TOEICパート6はほとんど全滅ということも珍しくないようです。
このためか、試験の際パート6を飛ばして先にパート7を解答し、余った時間でパート6を解答するという方法をとる受験者もいます。
TOEICリーディングパート6は難しい?
パート6は難しいというイメージが先行してしまっていますが、問題をよく見てみると、実は非常に基本的な項目について問われていることがわかります。
TOEICパート6解答のコツはここにあります。要は難しく考えないことです。まずは時制、単・複数、品詞(形容詞と副詞の混同)を確認する癖をつけてください。
なお、これはパート5とパート6に共通して言えることなのですが、TOEICの文法問題では動詞が重要になります。動詞は時制、数の一致の影響を最も受ける品詞で、それだけ問題になりやすいのです。
また、動詞の位置を確認することで文章全体の構造が分かるようになります。
簡単に言えば、動詞より前が主語で、動詞の後ろが目的語等です。文章構造が見えると各単語の文章における役割が見えてくるので、不自然なところが自然と浮き上がってきます。
TOEICリーディングパート6でもパターン分析が有効
パート5のところでもお話しましたが、パート6でもパターン分析は有効です。正直なところこれなしではTOEICリーディング文法パートは乗り切れません。
先にもご紹介しましたが、パターン分析の方法及び練習については『〈パターンで解ける〉TOEIC TEST文法・語法』が一押しの学習書です。
この学習書でパターン分析の練習をされることをおすすめします。
そして最後にですが、TOEICのようなマークシート式文法問題については直感が当てになることもよくあります。
TOEICパート6はあせればあせるほど解けなくなるパートです。パート6が苦手な場合、問題文にさっと目を通してはじめに違和感を覚えたところを選択してすぐ次の問題に移るようにしてもいいかもしれません。